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プライドの高い人間は、弱みをチラ見せしてバカになればいい

「プライドの高い人間だった」側の人間の心理

プライドの高い人間は、重度になると周囲混乱していようが迷惑を感じていようが、むしろ

「わし、特別扱いされとる・・・・✨」

と解釈します。

「わし、万能だからな・・。
反対されるほど価値があるのがビジネスの定説だし・・?」

とさえ思っています。

つまり、なんらかの理由でナゾの万能感を引きずっているのです。つまり実績が伴っていようが今いが、「人格」がともなっていない。外側から見ると、ポジティブマインドは万歳だが、周りが白けているのに彼らは全く気がついていません。

しかし、プライドの高い人間は、そうでもないと生きていけない理由があったため、防御反応として現実逃避的思考を持っているのです。

なぜ、「あの人」はプライドが高いのか?

筆者もプライドの高い時期が長くありました。

その理由は、

1.「プライドが高くならざるを得ないような環境だった」から。
2.「周りが自己肯定感の低い人間ばかりだった」から。
3.「なりたくないロールモデルが多すぎる故の逆張りだった」から

です。

「重圧の高い環境に置かれた人間の防御反応」が由来しています。そもそも安心できるはずの家族にネガティブな者がいれば、

「自分もいつかそうなっていくのかな…」

という恐怖にも晒されますし、職場で仕事ができて女性社員にチヤホヤされまくっている同僚がいれば、

「あんなの大したことないじゃん。自分の方が…」

などと言う、捻くれないと生きていけない思考になるのが普通です。人間関係がうまくいっている人を見て、内心

「う。。うらやま・・」

反面、「自分をなんとかしなきゃ…」ってなるわけです。しかし地道な努力をせずに、現実逃避から空想に逃げる人もいます。

フロイトは言いました。

第一に、幸福な人間は決して空想しない。空想するのは不満な人間だけである。
Wikipedia

わかってます・・・でも、こうでもしないと自分が保てない。素直な感情を表に出せないのです。

プライドが高い人の末路

とにかく、彼らのリテラシーはこうです。

・仕事でもプライベートでも、とにかく良いポジションに見られたい。

・自己啓発書を読んでパワーフレーズ(モチベーションが上がる名言や成功メソッド)のシャワーを浴びるのが日課。

彼らは自分にプラスの言葉を言い聞かせることを重要視しています。だから基本的に世界的ベストセラーの本に書かれていることが「絶対」。近くの他人の言う事は全て「無視」。

仕事上では、立場が上の人に対しては思ってもないようなおべんちゃらを使える人も多くいます。側から見たら、(またご機嫌取りしてるよ・・・)と思われ、女性や経験豊富な人間からすると、どこか薄っぺらい人間だと気がつかれているたりもします。

それでも持ち前の「鈍感力」を発揮。「とにかく自分は正しい」「自分が社会的評価が低いことがおかしい」と思いつつ、「むしろ俺を認めない君たちの方がおかしい」と言う思考が抜けないまま、中年になっていく。

職場でもご都合主義の自己解釈の自己完結で、人を困惑させる問題児になってしまいます。要するに人の話に耳を貸さない。

プライドが高いといいことあるのか?

悪そうなことばかり並べましたが、プライドが高くて良いことはあります。

まずは自分自身が保てて、毎日超ポジティブな気分でいられます。特に「空想癖」「勘違いグセ」は、脳内がかなり気持ちよくなるので幻想を抱いている限りはご満悦でいられます。その極楽的思考が良い感情を助長させるという、ある種の幸せ脳でいられます。

その相乗効果からか、彼らには行動力も結構あります。それゆえ、人の評判を気にしないでいられるので出世が早い人も多くいます。何しろ、自分の意見さえ通ること以外に関心がないのですから。

プライドが高いと損することは?

しかし、人脈レベルからするとやはり、人生損することが多いです。

1.地道な努力から逃げて自己成長しにくい
2.ご都合主義になるので他面的に物事が考えられなくなる
3.思考が単調になり頭が硬くなる
4.人の意見に耳を貸せなくなってしまう

それゆえ、

「あいつには何を言っても無駄」と思われて誰にも相談されなくなることが多くなります。人は自分の話に耳を傾けてくれない人はつまり、プライド高いと言うだけで、人間的な信頼感や評価が何一つ得られない人生を送る羽目になりがちです。

「プライド高いかも?」と思ったらするべきこと

プライドの高さは、自分自身では一生気が付かない人がほとんどです。「自分はプライドなんてない」と思う人ほど、思い直す機会を作ると、意外と思わぬ癖が発見できるものです。特に、「努力しているのに人に認められていないようだ・・・」と思っている人ほど、自己分析をして見てください。

1.自分を知る(自己分析)2.おごらずに実際の自分の能力と限界を知る3.悪い感情も否定しない4.揺れ動く気持ちを自覚する5.考え方や要求を、言葉できちんと伝える6.自分の弱点を受け入れる7.失敗はつきものだと知る8.地道な努力の積み重ねで自尊心を保つ、など取り組むことをお勧めします。

人に認めてもらうには、妄想では限界があります。自己分析で、自分はどんな人間なのかがいろんな角度でわかってきて、自己アピールすべき時に良くも悪くも「自分にはこんな一面があるんです」とはっきり言えるようになります。

また、自分の弱点も人にさらけ出せるのが真の強さです。人に弱みを見せると、「騙されてしまうのでは?」と思ったするものすが、ひるんだ姿を見せると相手も心を開きやすくなりますし、弱点を曝け出せば信頼していますと意思表示すできるメリットもあります。

むしろ、弱点を晒したり失敗した時ほど、相手の本音が透けて見えるものです。だからこそ、プライドの高さを改善したい場合は、「わざと人前で小さな失敗や弱点を見せる」という体験がおすすめです。

おわりに

結局何が言いたかったかと言うと、プライドの高い人も愛すべき人なんだということです。「プライドが高い人は、過去になんらかのプレッシャーがきっかけで、自己防御のためにプライドが高くなってしまった人が多い」のです。

確かに、世の中は人との繋がり、すなわち信頼でできているので、プライドが高すぎると人生遠回りしてしまうことも多いです。

プライドの高かった自分が最後に気がついたこと。「もうちょっとバカになれば楽なんだ。」というとてもシンプルなことでした。適度に弱さを曝け出して、それをコミュニケーションツールにしてしまう。シンプルなのに、それだけでも人から驚くほど砕けた親近感を持たれるのにはびっくりします。何よりバカやると楽しいですよね。これがユーモアなのかという。

実は仕事でも、「一緒にバカになれるチームの結束力は、凄まじく業績を上げやすい」というのは今や当たり前の話です。

それに、プライドとユーモアは比例しないので、面白みのない人間になりがちです。自分の世界観は大事ですが、人と関わるときは、いい意味で周りに影響されていく村社会の思考も楽と言えば楽ですよ。

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