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元・プライドの高い人間が気がついた改善方法
「プライドの高い人間だった」側の人間の心理
プライドの高い人間は、重度になると周囲混乱していようが迷惑を感じていようが、「特別扱いされてる✨」と解釈します。「万能感」!「特別枠」!「孤高の存在」!「反対されるほど価値がある」!とさえ思っています。
つまりなんらかの理由で万能感を引きずっているため、「原理原則に基づいた行動」ができていないのです。つまり実績が伴っていないというか、人格がともなっていない。ポジティブマインドは万歳だが、絵空事とお友達になってはいけないのに彼らは気がついていません。
しかし、プライドの高い人間は、そうでもないと生きていけない理由があったため、防御反応として現実逃避的思考を持っているのです。
なぜ、「あの人」はプライドが高いのか?
筆者もプライドの高い時期が長くありました。その理由は、1.「プライドが高くならざるを得ないような環境だった」から2.「周りが自己肯定感の低い人間ばかりだった」から3.「なりたくないロールモデルが多すぎる故の逆振りだった」から。です。
つまり、重圧の高い環境に置かれた人間の防御反応と言えます。家族にネガティブな人が多ければ、「自分もいつかそうなっていくのかな…」という恐怖にも晒されますし、職場で仕事ができて女性社員にチヤホヤされまくっている同僚がいれば、「あんなの大したことないじゃん。自分の方が…」などと言う思考になるのが普通です。
嫌だな…いいな..と思う反面、「自分をなんとかしなきゃ…」ってなるわけです。しかし地道な努力をせずに、現実逃避から空想に逃げる人もいます。
フロイトは言いました。「第一に、幸福な人間は決して空想しない。空想するのは不満な人間だけである。」
わかってます。でも、こうでもしないと自分が保てないんです。感情的にはなれないんです。
プライドが高い人の末路
仕事でもプライベートでも、とにかくいいポジションに見られたい。だからこそ自己啓発書を読んでパワーフレーズのシャワーを浴びていい気分になるのが日課。自分にプラスの言葉を言い聞かせることを重要視しているため、名著に書かれていることが絶対で、他人の言う事は全て無視。
仕事上ではいい顔しなきゃいけないので、思ってもないようなおべんちゃらが、とって付けたようなつまらない言い回しになり、女性や経験豊富な人間には薄っぺらい人間だとどこかで気づかれているが、そんなことないふりをする。
とにかく自分は正しいジコチューになるので社会的評価が低いことがおかしいと思いつつ、具体的な地道な努力をしていない。「むしろ俺を認めない君たちの方がおかしい」と言う思考が抜けないまま、中年になる。職場でもご都合主義の自己解釈の自己完結で、人を困惑させる問題児になってしまいます。
プライドが高いといいことあるのか?
まずは自分自身が保てて、毎日超ポジティブな気分でいられます。それにとにかく空想癖は、脳内がかなり気持ちよく、幻想を抱いている時間はそれが継続すします。その極楽的思考が良い感情を助長させるので、大体のばあいご機嫌でいられます。
その相乗効果からか、行動力も結構あります。何しろ、自分が簡単に幸せになることに糸目をつけないものですから。
プライドが高いと損することは?
やはり、損することが多いです。主に1.地道な努力から逃げて自己成長しにくい、2.ご都合主義になるので他面的に物事が考えられなくなる、3.思考が単調になり頭が硬くなる、4.人の意見に耳を貸せなくなってしまうため、「あいつには何を言っても無駄」と思われて誰にも相談されなくなることです。つまり、プライド高いと言うだけで、人間的な信頼感や評価が何一つ得られていません。
「プライド高いかも?」と思ったらするべきこと
自分のプライドの高さは一生気が付かない人がほとんどですが、何かをきっかけに、「そうかも?」と思い直す機会がきます。
そんな時は、1.自分を知る(自己分析)2.おごらずに実際の自分の能力と限界を知る3.悪い感情も否定しない4.揺れ動く気持ちを自覚する5.考え方や要求を、言葉できちんと伝える6.自分の弱点を受け入れる7.失敗はつきものだと知る8.地道な努力の積み重ねで自尊心を保つ、など取り組むことをお勧めします。
人に認めてもらうには、妄想では限界があります。自己分析で、自分はどんな人間なのかがいろんな角度でわかってきて、自己アピールすべき時に良くも悪くも「自分にはこんな一面があるんです」とはっきり言えるようになります。
また、自分の弱点も人にさらけ出せるのが真の強さです。「騙されてしまうのでは?」と思ったりしますが、コミュニケーションの最中で弱点を曝け出せば人に信頼されやすいですし、騙そうとしている人ほど人の弱点がわかれば目の色変えて距離を詰めてくるので、そのような人の動きは結構わかりやすいものです。
むしろ、弱点を晒したり、失敗した時に人の態度が透けて見えるので、プライドの高さを改善したい場合は、わざとでも小さな失敗や弱点を見せる実験はおすすめです。
おわりに
結局何が言いたかったかと言うと、「なんらかのプレッシャーがきっかけで自己防御のためにプライドが高くなってしまった人が多いんだ」と言うことです。本当に、頭の中キメキメのガッチガチですからね。
世の中は人との繋がり、すなわち信頼でできているので、プライドが高すぎると人生遠回りしてしまうことも多いです。
プライドの高かった自分が最後に気がついたのが、「もうちょっとバカになればいいじゃん」と言うことです。適度に弱さを曝け出してコミュニケーションツールにしてしまえば、それだけでも人から親近感を持たれて信頼されます。何よりバカやると楽しいです。
実は仕事でも、バカになれるチームの結束力は凄まじく業績を上げやすいというのは今や当たり前の話です。
それに、プライドとユーモアは比例しないので、面白みのない人間になりがちです。自分の世界観は大事ですが、人と関わるときは、いい意味で周りに影響されていく村社会の思考も楽と言えば楽ですよ。
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