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【危機回避体験談】嫌な予感は当たる!ネガティブ思考は直感に転化させるべき理由。
これは、Jさん(在宅ワーカー/31歳)の体験談です。
私が中学生の頃、仲の良い友人3人でショッピングセンターに買い物に行った時の話です。
私含め3人とも女性ですが、みんな揃って好奇心が旺盛。
日頃から、
遊ぶ暇があれば近所の公園や森林で、探検したり、虫をとったり、川で遊んだり。
と活発にあそぶ元気いっぱいな子どもでした。それでもいつもは、あきらかに危険な場所に近づいたりする事はなく、親などの大人にやめろと言われた事はきちんと守っていました。
ある日、私達が買い物に訪れたのは近所の大きなショッピングセンターでした。敷地が広く、建物にたどり着くまでの間にも広い駐車場があります。
また、その駐車場に入れる入り口も敷地が広いせいで、距離を歩かないとならない遠い場所にありました。
駐車場と建物は地面から2、3m下に位置し、駐車場をぐるっと囲むように土と木で装飾されています。
森林をそのまま持ってきたような状態で、コンクリートなどでは一切補強されていません。
家が近く、よく通っていたこともあり自分たちの住んでいる地域の方角から建物までの入り口が遠いことも当然、わかっていました。
もうお分かりかと思いますが、
遠い入り口へ足を運ぶのが億劫に感じていた私達は、俗に言う“ショートカット”をすることを思いつきました。
みんながよくやるやつです。
遠い入り口ではなく、駐車場を囲っている木の間をすり抜けて、約3m程度の土壁を滑り降りようと、友達3人で気になり、考えたのです。
どうにか近道できないものかと。
その日は雨が降った後で、地面は濡れていました。当然、ショートカットしようとしている土壁も濡れてぬかるんでいるはずです。
よくよく想像していたら、
私はなんだか急に怖くなり、元から高いところが苦手であったこともありましたが、怖気付いてきました。
案の定、この、目をつけていた土壁には、すでに何人もの人が滑り降りた跡がありました。
皆同じことを考え、実行していたのです。
その光景を見た友人2人のうちの一人が「大丈夫だって!降りよう!」と言い、ぬかるんだ土壁をサーフィンの様に器用に滑り降りて行きました。
一人めの友人が無事駐車場に降り立ったのは私も見ていました。
本来なら安心して、私も次に降りるはずだったのですが、どうにもまだ嫌な予感が拭いきれません。
理由のわからない、胸騒ぎがしました。
俗に言う、直感なのでしょうか。
そうこうしているうちに、二人目の友人が私を押しのけ降りようとしました。私はなんとなく嫌な予感がして、木の間を潜ろうとしている友人にストップをかけました。
「やっぱり辞めよう?」
と私が声をかけると、
二人目の友人は「臆病だね」と言って、一人目の友人と同じように滑り始めました。
が、
そこで、事故は起こりました。一人目の友人は運が良かったのですが、散散削られたぬかるんだ土から、
植えてある木の根っこが飛び出ていたのです。後で見てわかったのですが、木の根っこはアーチ状に飛び出ていて、二人目の友人の足がアーチの穴にはまってしまったのです。
約3mほどある高さの、ちょうど真ん中ぐらいだったと思います。
足が輪に入り込み、前につんのめった形になった友人は、そのまま前に転倒し、傾斜を転がり落ちて行きました。
恐ろしいことに、駐車場に落ちた友人は微動だにしませんでした。無事に通り抜けをした1人目の友人も、呆然としていたのを覚えています。
私はビックリして、入り口まで必死に走りました。走っているうちに私の頭の中で『心配』と『だから辞めようと言ったのに』と『私じゃなくてよかった』と思ってしまいました。
友人2人の元にたどり着いた時には、近くに車を止めていたらしい男性が駆け寄っていました。
救急車に運ばれ、幸い命に別状はなかったのですが、足を酷く骨折し全身打撲と脳震盪で友人は入院しました。
あの時、思いとどまらなかったら私が怪我をしていたと考えると恐ろしいです。
そして、“嫌な予感”は、自分にしかわからないと言うことがわかりました。
でもそれは自分の身を守るにはとても大切なことで、自分を事故や怪我から守ってくれます。
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