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ネットサーフィンは、本当に悪いのか?やめられなくなった時が、危険信号。
ネットサーフィンをすることによる害とは
気がつけばネットサーフィンをしているという無意識現象。
お気に入りのサイトや、調べものなどをしていて、その目的以外になんとなく、リンクに飛ぶことを無意識に繰り返している状態のことを指します。
無意識というのは、脳内にそういった思考回路が出来上がってしまっている状態なのです。
あれ?もしかして、依存症?と、思った頃には中々コントロールができにくくなってしまっているものです。
ネット依存の基準は、やめようと思ってスパッとやめられるか、どうか。です。
確かに、いろんなサイトを見に行く、という行為自体は、能動的ですが、情報のシャワーを浴びているという点では、テレビの流しっぱなしと同じで、受動的な行為と言えます。
受動的ということは、自分自身が知ろうとしなくても、ともすれば、特に知りたいと思わないような映像や文字の情報が頭の中に入ってくるという事です。
例えば、さまざまな企業がテレビ番組の間に、CMを挿入する変わりに広告料を払っています。そうすると、企業名やキャッチコピーが小気味の良い歌のようにさまざまな人の脳内にインプットされたりします。無意識に受動した情報(特に無料で得たもの)の中には、裏では業界の戦略があります。
ネットでも、形は少々違っても同じようなことがあります。気軽に知りたい情報・利用したいツール経由から、他の魅力的なサイトへの興味や誘惑が果てしなくあります。
このようにして、ネットサーフィンを楽しんでいる最中、大切な家族から「ちょっと、ネット見すぎじゃないの?やめなさい。」なんて言われたら、どう思いますか?
少しでもイラッとしたら、危険信号です。
通常は、「子供じゃなければ、だいたい誰からも注意されません。」←ここが落とし穴
ある程度大人の年齢になっているのに注意されるということは、それだけ不自然な行為をしているのかも?と、自分を客観視してみる良い機会です。
ネットが普及していなかった頃の娯楽といえば、テレビ・漫画・ゲームが主流でした。
弊害と考えられるデメリットとしての共通点は
目が悪くなる。本当に必要としない情報まで入ってくる。惰性的になる。姿勢が悪くなる。
【提案】ネットサーフィンしている自分を自分をモニタリングしてみよう!
時間を決めた上でやる!(キッチンタイマーやアラームを掛けて)
このぐらいの時間であれば、色んなサイトを閲覧しても、いい。と思う所要時間を自分に与えてから、それを自覚しながら閲覧する。
時には無意識の時間も必要
人間、緊張感を持つことも大事ですが、プライベートで休んでいるときくらいはボーッとすることも悪くありません。むしろ、何も考えない時間を作ることで、良いアイデアが浮かんだり、脳をリラックスできたりします。こういった緩急がないと、生活自体もつまらないものになってしまいます。
昨日のネットサーフィンに費やした時間を手繰り寄せてみる
今日のタイムテーブルを、紙に書き出し、よく見える部屋(主にパソコンやスマートフォンを触る場所が望ましい)に貼ります。壁に掲示できた状態から、ペンなどであとで書き出せるようなものならおk
ホワイトボードに書いても構いません
なんとなく、1日に費やした、ネットサーフィンの時間の統計を出して見ましょう。だいたい、毎日合計2時間半くらいは やっているなと思ったら、週に17時間半。1ヶ月に、約77時間にも上ります。1年だと、930時間弱。
930時間というと、新しい物事を習得するのに費やして、やっと身についてくるくらいの時間です。
どうですか?
結構、バカにできませんよね?
今まで、ネットサーフィンに、費やして来た膨大な時間。
その膨大な時間費やしたネットサーフィンで、あなたが得たものって、一体なんでしょう?
調べものをして、わからない事を知ることができた!
面白い動画を見て楽しかった!
ゲームのスキルが上がった!
レアなサイトが見れた!
あるいは、
嫌な気が紛れた!
……全否定はしません。
しかし、ネット依存症という疾患も年々増えて来ているようです。
中高生にも多く、やめるように言われてもやめられない。一時的に嫌なことを考えずに済む。などの自覚症状がありながらも、通院するまでには至らない潜在的な患者数は270万人はいるとされています。
これと同時に
パソコンやスマートフォンの画面から発光されている、ブルーライトによる、視力低下への滑車。(フィルムをかけるアプリも出ていますが。。)
長時間画面の光を浴び続けるために、脳内への覚醒作用による、睡眠への妨げ。目が冴えて、寝にくくなります。
2017年現在から振り返ると、パソコンが普及しだして20年ちょっと。
このようなデジタルツールが一般にも普及しだしてから、10年ちょっとでしょうか。
一気にITツールが身近になってから現在まで、まだそれほどの歴史がないため、
便利な面にだけ目を向けている我々も、「便利すぎて時間を奪われている」状態になっているのかもしれません。
逆に、便利さに身をまかせることで、デメリットに対して目を向けないままここまで来てしまった。ということもあり得ます。
私自身、だらだらとネットサーフィンをしていると、
何も考えなくて良いし、
現実逃避することもできます。
だけど後になって
「なんて無駄な時間を過ごしてしまったんだ!!
あと1時間で休みが終わってしまう!」などとうなだれることが多いです。
なぜか
自分の行動と反して、我に返った自分がそれをしている現象が起こっているのです。
まるで、自分の意に反して、脳が勝手に指令を出しているかのように。気がついたら、ネットサーフィンしているんですよ。おそろしい!
実は以前、ネットゲームでも同じような現象に見舞われていた時期がありまして、いわゆる、依存症の感覚がこれなんだなと痛感しています。
自分でコントロールしにくくなって来たら、「ヤバい!」と自覚して下さい。
中には。。。
こういう類の娯楽を
「たまに自分がやりたい時だけやっているよ。」
と、自分自身が納得した適量を守れる人を目にします。こういう人は、おそらく他にも楽しみをたくさん持っている器用な気質なんだと思います。
まとめ
・デジタルツールからの光は思いのほか、目や脳に悪い。
・危険信号を感じたら、デジタルツールを物理的に遠ざけるように意識してみる。
・今までにネットサーフィンに費やして来たであろう時間を年間で算出してみる。その時間の長さを目にして、本当にやりたい事に当てることはできないだろうか?真剣に考える。そして習慣を少しづつずらしていく。
・ストップウォッチやキッチンタイマーで、時間を意識しながら、あくまでこれは娯楽なのだと納得した上で閲覧する。
・対策としては、受け身の気持ちで見るのではなく、こちらから「見てやっているのだ!」くらい強気な気持ちを持ちながら閲覧する。
・自分の意に反してネットサーフィンしてしまった、と自覚ができるようであれば、「あ、これが依存症の症状だ。」と、意識しながら生活してみることをおすすめします。その症状とやらを、どう料理するかは、あなた次第です。
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